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2007年8月16日

チェアー【椅子】が出来るまでの過程(その2)

毎日暑いですね(^^;
暑さに弱い私は、冬眠ならず夏眠したいと思ってしまっています(*v.v)

本日も、 “Hobo's Wood Working”の中村さんから、椅子の製作経過のメールが届きました。
きっと、この暑さと戦いながら、我が家の椅子作りをしてくださっているのだろうな・・・・。
今日は、そちらの報告をさせていただきます。

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イスの脚等の部材の曲線切りをしました。

型にそって引いた線より1ミリから0.5ミリ外側を、画像の機械(バンドソー)で荒く切っていきます。


それをカンナやノミ、ルーターという機械で型どおりに削っていきます。
この後はやすりペーパーによる磨きです。

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とのこと。
これから、より繊細な作業が加わり、美しくて優しい曲線の椅子が出来てくるのでしょうね♪

そして、↓は、先日の報告で中村さんがお話してくださった、椅子の接合部分の説明です。

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コチラのホゾは二股になっていて二枚(長いのと短いの)になっています。

このホゾは各脚をつなぐシートレール部分で、ペーパーコードが巻かれる部分です。

なぜ二股で二枚にするか?
ですが・・・

画像の矢印の方向に木が収縮します。
二股、二枚にすることで、ホゾが乾燥によりほぞ穴(脚に掘った差し込む穴のこと)を締め付けるようにするためです。
二股、二枚ホゾの場合、広がっても縮まっても、突っ張り締め付けることになります。


一方、一枚ホゾの場合は広がればいいですが、基本的には縮みますのでいずれ緩んできます。
(画像の部分はシートレールほど重要な部分でないこと、ホゾの幅が小さいことなど
から一枚にしています)

接着剤を使ってこれらを接合していくのですが、二股二枚により接着面が増えるうえにこういった仕口(しくち)を用いることで、後々の木の変化に対応していきます。

ペーパーコードの場合はシートレールに巻いていくことで締め付けが出来るため、もうひとつ、編みによる強度が出ます。
(板張り布張りの場合はまた違った方法で強度をとります)

ホゾは作り手によってさまざまな考えがあります。
それほど重要だということなんだと思います。

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テーブルは、表面のまっすぐさを保つために、何度も時間をかけての繊細な削りが重要視され、椅子は強度を保つために接合部分に気を使うようです。
テーブルつくりは、木が縮むことが難点でしたが、椅子つくりでは、その難点を上手く利用するのですね!

今回も、中村さんのこだわりが伝わってくる報告でした。
少しのことでは、ビクともしない一生使える頑丈な椅子が届くのが、より楽しみになりました♪