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2007年9月12日

ダイニングテーブルが出来るまでの経過(その3)

“Hobo's Wood Working”・中村さんからの、テーブルの天板作成における説明です。

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テーブルの天板をつなぐサネをみぞにはめこみ接着します。
サネはだいたいですが、接着する板の厚みの三分の一の厚さです。
この場合、天板が30ミリぐらいですので、9ミリのサネです。
人によってさまざまですが、僕はけっこうきちきちに作ってはめ込みます。


ハギをする板と板の接着面はまっすぐではありません。
まずはまっすぐにするのですが、左にあるカンナで真ん中あたりをうすーく削ります。
端はぴったりついて、真ん中はノートの紙一枚分ぐらいの厚さの隙間をつけます。
画像で言うと真ん中あたりから両端にかけてゆるーくカーブしています。

板のハギは接着面の端がよく乾燥します。
(テーブル面の端、ということです)
ですので、真ん中に隙間をつけることで端の接着がきれにくくなります。

あ、実際はきっちり隙間なくくっついていますよー。
締める道具できっちり接着しております。


黒線の接着面を髪の毛か紙一枚分くらい隙間をつけて接着しています。
すべての面に隙間をつけるわけではありません。
一本あけてなどしています。

この隙間は道具(クランプ)で締めこむことで十分にくっつきます。

接着面がはがれるとすれば、乾燥が原因の場合、必ず端っこからはがれてきます。
こうすることで、接着後に端っこが乾燥で縮んでも、あらかじめ真ん中に隙間をつけていることで、接着面がはがれる力を逃がしてくれます。

接着面も板のウラオモテと同様に何度も削り、接着のときはサネを用いて真ん中を透かす。
このように不具合を予想して加工をしていきます。
ご心配なく!
ここまですれば、まずはがれることはありません(よね?)。


もう一枚の画像は接着後です。
しみになっているのは、カンナで軽く削った後に水拭きした跡です。

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今回の中村さんの説明を、何度も読んで、理解しました(理解したつもりかも!?・苦笑)

中村さんのメール内に、

「モノはいずれ壊れるものですが、予防とケアで命をまっとうさせ、壊れたらなおすものと思ってやっています。」

という言葉がありました。
中村さんの職人魂を感じる文章です。
思わず、そのメールが映っているPCの画面に、中村さんのお気持ちを受け取って、一礼をしてしまった私でした。

2007年9月 6日

チェアー【椅子】が出来るまでの過程(その5)

今日も、中村さんからの届いた椅子の経過を報告します。

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イスを一脚編んでみました。


座り具合は問題ありませんでしたので、のこり三脚の編みこみはひとまずおいておいて、テーブルの作業にかかる予定です。

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ミニチュアと一緒に撮影されて、中村さんってばお茶目ですねッ!(笑)

いつもの中村さんの椅子にある安定感と美しさを保ちつつ、少し細い線のある、私のイメージ通りのものになっています☆
益々本物に触れる日が、楽しみになりました♪

でも、座面の前方と後方の隙間が気になり、メールで問い合わせてみました。
すると・・・

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ご質問の件ですが、隙間は上からだと画像のように見えます。

広く見えるのは撮り方によるものですが、前後はある程度の隙間を作ります。
それのほうがすっきりします。
(ペーパコードの場合はたいがいそうですね)

紐は前後と横のフレームの高さが違う(横が高いです)のと張力によりどうしても前後フレームより上になります。
そのため前後からみると隙間が見えるようになります。

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と、お返事が返ってきました。
気になる部分もすぐ解消!
中村さんの誠意には、いつも感謝しています。

デスクの説明&画像も送ってきてくださったのですが、そちらはまた今度、報告させていただきますね♪

2007年8月31日

チェアー【椅子】が出来るまでの過程(その4)

“Hobo's Wood Working”の中村さんからのイスの経過です。

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組みあがり、オイル塗りが終わりました。
まずは、一脚ペーパーコードを編んで座り具合を確認する予定です。

座面がないとなんか変な感じですね(笑)。


座面は、画像の編み方でいきます。
二本編みですっきりと。


こちら、背板のうらがわです。
左が加工後、右が加工前です。

本体に背板をつけたあと、脚と背板のジョイントのつながりをならす必要があり、左のように下側にゆるいカーブ(面)をつけます。
これでだいぶ雰囲気が変わります。

背もたれのカーブを微調整しながら、磨き→水拭きを繰り返します(3回から4回)。
こうすることで木の毛羽立ちを抑えていきます。

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とのことです。

座面のペーパーコードですが、3本編みや4本編みの方法もあるのですが、私たちの椅子のイメージからして、2本編みで、丁寧な雰囲気を出した方が・・・
と、中村さんは思ってくださっているようです。
私は、大賛成♪

さて、テーブルも椅子も完成間近☆☆
急げは2週間後には、我が家に!
という話もあったのですが、オイルが木に定着するためには、少しでも置いて待つ方が良いそう。
私たちは、焦らずノンビリ、もう少し後に・・・を選びました。
でも、9月中には我が家に来ることになりそうです☆p(^-^)q ☆

2007年8月24日

チェアー【椅子】が出来るまでの過程(その3)

本日も、 “Hobo's Wood Working”の中村さんから、椅子の製作経過のメールが届きました。

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イスの前脚部分、後ろ脚部分を接着している状態です。
明日は全体の接着です。

クランプというもので部材を締めこんで接着します。
夏場は帰り際に冬場は朝に接着します。
冬はボンドが凍ってしまうからですね。

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1つずつ工程が、順調に進んでいるようです。
我が家にこの椅子が来るのも、もうあと少し♪

ところで、冬は、ボンドが凍ってしまう???
豊岡ってそんなに寒いのかしら?
それとも、ボンドって凍りやすいものなの??

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【後日、記録】

中村さんが、疑問に答えてくださいました。

北部は朝方はだいたいは氷点下になりますので、凍ります。
ボンドは一回凍ってしまうと成分が分離して接着力が落ちます。
ボンドが乾燥中に凍ってしまうとまずいので、朝方に接着をします。

そうです。
また1つ賢くなりました☆

2007年8月16日

チェアー【椅子】が出来るまでの過程(その2)

毎日暑いですね(^^;
暑さに弱い私は、冬眠ならず夏眠したいと思ってしまっています(*v.v)

本日も、 “Hobo's Wood Working”の中村さんから、椅子の製作経過のメールが届きました。
きっと、この暑さと戦いながら、我が家の椅子作りをしてくださっているのだろうな・・・・。
今日は、そちらの報告をさせていただきます。

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イスの脚等の部材の曲線切りをしました。

型にそって引いた線より1ミリから0.5ミリ外側を、画像の機械(バンドソー)で荒く切っていきます。


それをカンナやノミ、ルーターという機械で型どおりに削っていきます。
この後はやすりペーパーによる磨きです。

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とのこと。
これから、より繊細な作業が加わり、美しくて優しい曲線の椅子が出来てくるのでしょうね♪

そして、↓は、先日の報告で中村さんがお話してくださった、椅子の接合部分の説明です。

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コチラのホゾは二股になっていて二枚(長いのと短いの)になっています。

このホゾは各脚をつなぐシートレール部分で、ペーパーコードが巻かれる部分です。

なぜ二股で二枚にするか?
ですが・・・

画像の矢印の方向に木が収縮します。
二股、二枚にすることで、ホゾが乾燥によりほぞ穴(脚に掘った差し込む穴のこと)を締め付けるようにするためです。
二股、二枚ホゾの場合、広がっても縮まっても、突っ張り締め付けることになります。


一方、一枚ホゾの場合は広がればいいですが、基本的には縮みますのでいずれ緩んできます。
(画像の部分はシートレールほど重要な部分でないこと、ホゾの幅が小さいことなど
から一枚にしています)

接着剤を使ってこれらを接合していくのですが、二股二枚により接着面が増えるうえにこういった仕口(しくち)を用いることで、後々の木の変化に対応していきます。

ペーパーコードの場合はシートレールに巻いていくことで締め付けが出来るため、もうひとつ、編みによる強度が出ます。
(板張り布張りの場合はまた違った方法で強度をとります)

ホゾは作り手によってさまざまな考えがあります。
それほど重要だということなんだと思います。

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テーブルは、表面のまっすぐさを保つために、何度も時間をかけての繊細な削りが重要視され、椅子は強度を保つために接合部分に気を使うようです。
テーブルつくりは、木が縮むことが難点でしたが、椅子つくりでは、その難点を上手く利用するのですね!

今回も、中村さんのこだわりが伝わってくる報告でした。
少しのことでは、ビクともしない一生使える頑丈な椅子が届くのが、より楽しみになりました♪